『いつか読書する日』

そんなシネマ5の支配人さんがここ数年で一番!とおっしゃるほどPOWOR PUSHされてるのがこの映画です。
内容は50歳の中年男女の秘めた恋愛映画で、話は静かに進められていきます。
とにかく役者さんの演技に圧倒されました。特に主演の田中裕子と岸部一徳!!
田中さんは、毎朝走って牛乳配達をしてるのですが、フットワークの軽さにビツクリ!!
あれは50歳の走りじゃないよ!!ってくらい。かっこよかった。
田中さん扮する美奈子はごくごく普通の独身のおばさんなんだけどしっかりと芯があり、「田中裕子さんって普段も美奈子みたいなんじゃないか?」ってくらい自然に演じてらした。
岸部さんは、最後の表情がインパクトありすぎて...きっと夢に出てくる。

・美奈子の決意の固さ。
・「50歳から87歳って長かった?」「長いよ。」 → 私ってまだ23歳なんだ。
・夫婦愛ってすごいな。。。
・年をとって成熟するってのもいいものなのかな。。
・ちょっぴり仕組んだりして妻役が『アメリ』みたい。
・芯が強い女性になりたい。
児童虐待の家庭を見て痛くなる。
・仕事ってどんな業種でもやっぱ大変だよなぁ。やきもきするよ。。。

結構、重いように見えてでも、俳句作ろうとするが上手く出来なくて。。とか、牛乳配達の時の配達先の人とのやり取りとかクスリと笑えるとこも。

主演のは2人とも想いを秘めてるので、1度観ただけでは理解できないとこがけっこうあった。まだまだ、成熟が足りないのよ。50歳になったときまた是非観てみたいと思った。